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超特急 a.k.a 生写真アーティスト

先日、超特急運営からこのようなグッズが販売されるとアナウンスされた。

「日めくり生写真とは何ぞや?」「ウォールポケット高過ぎない?」「毎月出るの?」「値段設定がおかしいけど30枚2,000円は安い」
など様々な意見がSNSで飛び交っていた。まるで運営は、8号車は生写真を出せば喜んで買ってくれるだろうと思っている。まったく。実際その通り。
かくいう私もメンバーの生写真を集めるのが好きで、現場に行く度に購入している。それは5枚ランダムというドキドキ感、サインが当たるかもしれないという期待、推しが写っているものを揃えたいというコレクター意識、生写真の交換を通じたコミュニケーションの楽しみから来ていると自己分析している。

しかし、多い。
生写真の販売量も、販売数も、超特急は非常に多い。特にここ最近は先述したとおり運営が生写真出せば買うだろ???と圧をかけてくるように売りつけに来ている。そして私は「超特急はもはや生写真アーティストではないか」というパワーワードを目にし、思わず首がとれるほど勢いよく頷いてしまった。シングルよりも販売される生写真。生写真って何なんだ。どれだけあるのか。

そこで超特急の生写真販売遍歴について振り返り、生写真を販売する必要性について考えることにした。




まずはじめに、超特急の生写真は基本的に全〇種(弾によって異なる)5枚ランダム1,000円という販売方法である。あたりつきとしてメンバー直筆サイン入り生写真が入っているときもある。販売方法には以下のタイプがある。

・通常販売
・イベント(記念)販売
・封入特典

それでは振り返っていこう。自力で調べた範囲と記憶の範囲のものがあるので、もしも間違いがあった場合には早急に知らせてほしい。


- 通常販売

いわゆる第○弾と言われる種類。2013年から販売され、2017年2月時点で第1弾~第24弾まで存在している。年表にするとこのようになる。

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生写真はその時期に出たCDや雑誌の衣装を着て、撮影されることが多い。場所はスタジオ、CG合成、MV等撮影現場であったり様々。衣装と言っても、これまでに警察官、吸血鬼、和装など、楽曲ごとのコンセプトに合った衣装を着ているので、実に豊富である。特に袴衣装は、形を変えてほぼ毎年着ているので、並べて推しの成長を噛みしめることが出来る。
生写真は基本的にライブ会場でしか販売されず、通販も秒殺完売がほとんどである。会場での再販は滅多に無く、2015年6月10日のライブで1弾~9弾が再販されるとアナウンス*1があった時には長蛇の列ができた。(そして完売の嵐)その為、現在通常販売されていない、かつ販売規模が小さかったものや特定のライブ会場でしか販売されていない生写真のレートはかなり高い。
生写真販売に変革が起きたとしたら、2015年ではないかと考える。
超特急の生写真販売の基本として「1公演(ツアー)につき1弾」のペースであった。しかし、2015年のRINGツアーでは8弾と9弾が同時に販売された。(正確には8弾は事前通販有)その後のfanfare、FLTと続けて2弾同時販売された。2015年は円盤の販売が多く、過去ライブの衣装を着ることも多く衣装数が増えたためと推測できる。種類数は今までと大幅に変わらないので、生写真の販売量は実質2倍になったと考えられる。
2016年には1年間で8弾も出ている。2年かけて8弾満たなかったのに、この販売量。3弾同時販売という数で勝負しに来たもの(ハロウィン衣装の費用回収と囁かれていたが真偽不明)や、CDや書籍以外の生写真の為に選ばれた衣装で撮影されたものも出てきた。特に2016年はYell、SH、写真集衣装の生写真以外、白及び単色背景であり「スタジ○アリスか!」という突っ込みもしたくなったであろう。特筆すべき点は“FC通販限定”生写真が販売された事だろうか。これまで生写真は会場での販売であったため、FCに入会していなくても購入することが可能であった。しかし16弾はFC通販でしか買うことが出来ず、大量購入者が送料の高さに不満を漏らしたり、会場で購入することに意義がある持論を持つ8号車の嘆きもあったという。個人的には生写真は会場で「10セット(1会計で購入できる上限)ください!」と言い、生写真の束を受け取る瞬間ドーパミンがどばどばと脳内に溢れてくる感覚が好きなので複雑であった。
2017年2月時点で生写真は3弾出ているが、どれもFCイベント限定販売及びFC通販限定品である。4月からのツアー「Trans NIPPON Express」ではどのように生写真が販売されていくかチェックしておきたい。*2

- イベント(記念)販売

これがここ最近多いのではなかろうか?通常販売における○.5弾もこちらに入れようか迷ったが、何処かで使われたものではないということで別にした。この販売には主に2つある。

① 生誕記念生写真

生誕生写真は、2015年から販売開始された。先述した生写真変革が起きた年だ。今まで生誕記念イベントは行われており、特別販売されてきたグッズもあったが、生写真は無かった。生写真販売が発表されたのは2015年コーイチソロイベントであった。(生誕イベントではなく、○○presentsというメンバーそれぞれが企画したもの。成人するユースケのみ生誕祭と銘打たれた)全10種類、ライブや撮影のオフショットのものや、完全に自宅で撮影したであろう生活感のあるオフショットも。コーイチ、カイ、リョウガ、タカシはオフショット、タクヤ、ユーキはコンセプトのある生写真、ユースケはオフショット以外に成人記念で袴とスーツの絵柄もあった。生誕生写真はどれも会場限定販売であったが、8号車の声により事後通販がすべて行われた。2016年は生誕記念イベントは無く、生誕記念生写真としてFC通販にて販売されることが発表された。2種類の衣装を着て撮影され、全20種類。普段とは違う雰囲気を纏うメンバーの姿に、推しではなくとも購入を決めた人も多いだろう。

② ライブイベント生写真

今までライブ限定で販売されているのは「超特急うたうたいVol.2」と「EBiDAN the LIVE」の2つだ。

「超特急うたうたいVol.2」 はコーイチとタカシの2人のみ出演のライブである。生写真の衣装は当日着ていたもの、絵柄も2人だけ。花の演出や椅子やギターの小道具も効果的に2人の良さを引き立てていた。2017年3月にうたうたいVol.3が開催されることになったが、生写真は販売されるのだろうか…
一方、「EBiDAN the LIVE」とは、EBiDAN所属メンバーが一堂に会するお祭りのようなライブである。その中で注目されるのはシャッフルユニットライブがある。いつもと違うメンバーで違うグループの衣装を着て一曲パフォーマンスする、夢しか生まれないライブである。2014年から始まったこの企画、2015年にはシャッフルユニットの生写真が会場限定で販売された。ランダム4枚(登場したのが4組であった)1000円と今までより若干割高であったが、プレミアム感ゆえに生写真は完売した。2016年は2日間で7組登場、生写真はランダム5枚で1000円に値下がった。
2016年はシャッフルユニットに加え、超特急と後輩グループであるSUPER★DRAGONのコラボユニット「超☆龍☆特急GT」の生写真も販売された。エイプリルフール企画のはずが雑誌展開、曲披露、生写真販売…ととても嘘ついてごめんね♡と言われても許していいのか躊躇いつつも、笑顔で財布の紐が緩んでしまう恐ろしい販売戦略である。この生写真の中にはSUPER★DRAGONメンバーと映っている生写真もあるが、超特急のみではないこと、個人によって映っている枚数のバラつきがあることから、最低枚数である個人と集合の4枚のみカウントしている。

先程の通常販売の生写真に、イベント(記念)生写真を足したものが以下の表になる。

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多い(確信)

計算してみると、実に1,327枚。単純計算で265,900円。個人だけでも190枚近くあることになる。なんということでしょう(ナレーション風)
しかし、実際に出回っている生写真はもっと多い。そう、生写真は購入する以外にも入手可能なのである。それが封入特典だ。

- 封入特典

こちらはCDを購入した時に、一緒についてくる生写真である。生写真として購入する物ではないが、プレミアムな代物である。封入特典には個人・集合があり、絵柄は主にその曲の衣装。主にHMV特典である。(いつもありがとうございます!)

「Policemen」(集合/HMV制服)
「Bloody Night」(個人/衣装)
「Yell」(個人/FLTライブショット)
「Dramatic Seven」(集合/衣装)
※DSはFC盤にも限定生写真が封入

封入特典の絵柄は基本的にランダムである。特にYell生写真は店舗・期間・数量限定で直筆サイン入り生写真が特典として登場。*3このために朝から渋谷に足を運び、modiの階段とお友達になった8号車もいただろう。
また、封入ではないが、2014年フィルムコンサートで生写真が来場者に配布された。2014年ダイバーシティでのライブショットで、個人・集合9枚ランダム。こちらも貴重なものになっている。




超特急の生写真について調べてみると実に多くの生写真がこの世に存在していることが分かった。これは確かに生写真アーティストと揶揄されても仕方ない。さて本題であるが、超特急はどうしてこんなに生写真を販売しているのか。

ここからは私の推測になるが、超特急にとっての安定した利益を得られるからではないだろうか。生写真とは原価率が低いグッズである。取り分はおおよそ半分。ゆえに、売り続けることで利益を多く確保できるということだ。円盤を積んだ方がと考えがちであるが、CD販売においてアーティストへ入る金額は1%。1,000円のシングルで入るのはわずか10円である。一方生写真の場合、1,000円の生写真から得られる金額は500円。50倍の差があるのなら、安く仕入れてより多く利益を確保できる生写真から安定した収入を得ることが経営的にも望ましい。それに常に顔面が最高(贔屓目)な推しが綺麗な衣装に身を包み最高のワンシーンをプロのカメラマンによって切り取ってもらっている生写真のこと、いらないわけがない。ライブ至上主義ではあるものの、静止画でも最高を更新し続ける推しのこと、集めたくもなる。
超特急の活動規模は喜ばしいことに年々大きくなっている。今まで東京でしか売ってなかった生写真が地方のライブ会場でも同じように売れれば、1つの弾だけでも今までより2倍3倍、それ以上に売れる。ということは、その分利益も増える。大きなステージに進みたいと思ったときに必要なのは、生々しい話であるが、資金である。資金を多く手にする手段としての生写真。現にイベント販売を始めた2015年に1万人規模の会場でライブを行い、弾数が圧倒的に増えた2016年には神戸と代々木でアリーナツアーを行うことが出来た。今年彼らは全国19ヶ所を回るツアーを行い、「東名阪アリーナツアーを行いたい」と目標を掲げている。それを叶えるために勿論、円盤等を購入し、目に見えて分かる結果を示すことが大切だ。しかし、それ以上にファンの数、そして資金が必要である。FC限定にすることでファンを取り込み、原価率の低い商品を多く売ることで資金を得る。
生写真が大量に出され、売り方にうんざりする層がいても仕方ない。それでも、1000円で推しのキレイな姿を入手でき、他のグッズと比べて安価に購入可能、肌身離さず持ち歩くける、直筆サインが当たるかもしれないというわくわく感……夢が詰まった生写真を、ヲタクとしては購入することを辞めることはできない。生写真を買うことで、彼らの夢へのレールが少しでも現実に近づく。そう考えると、生写真がほんの少しだけ特別なものに見えてくるかもしれない。