彼らの挑戦を見届けて


超特急ファンクラブイベント「僕らの挑戦を見届けて~Legend for days~」@Zepp Nagoyaに参加しました。


2017年の新年会ぶりとなるFCイベント。行きのバスが大幅に遅れてヒヤヒヤしましたが無事に間に合い入場、下手芸人を卒業してセンター位置で見ることに。眼前に広がる幕。開演前に流れていたのは、噂に聞いていたタカシくんのみの歌声の楽曲リミックス。曲が変わるたびに逐一待って……今日これやるのかな……しんどい……と早速連番相手に介抱されながら開演を待つ。手元には黒ペンライトと、違う色のペンライト。今までの超特急現場では黒ペンライトを2本ずつ計4本持っていたから2本だけ、おまけに黒以外の色を持つのは少しばかり違和感。


前半は楽しかったです。何といっても、白ブレザーでバンド姿の超特急!生演奏!!1曲集中とはいえ、新曲やリハや個人仕事やらが詰まっていただたろうにあそこまで仕上げてくるのは驚きました。特にベース、ピック弾きのリョウガさん解釈一致過ぎてテンション上がりました。美しい手指を操りながら傷めないためにピック弾き。ほんと配役が神。女々しくてではイロモノフェスの再来でしたね。銅鑼を今か?今じゃない……よっしゃ今……じゃなかったあ~まだだ~~って小芝居しながらめっちゃいい声で歌うリョウガさんがツボに入りつつ、間奏で6人が踊りだした時には思わずわたしも踊りました。コーナーでは楽屋か?ってくらい素のままでカードゲーム(なんじゃもんじゃ)を楽しむ超特急さんを見て楽しむ我々、の構図でした。当方手フェチなので大画面にメンバーの手が映るたびににやつく不審者。質問コーナーやビンゴ大会といったほのぼのとした一体感のある時間が過ぎていきました。


メンバーが捌けて暗転し、突如としてスクリーンに流れたのはa kind of love*1のカップリング曲・Party Maker*2のMV


初見の感想は……本当に記憶がぶっ飛んでしまったね………まさかの……スタダコードぶち破ってきまして……NYLONのコンセプトとK-POP混ぜて溶かしてぶっかけた感じで。伝わんないね。スタダコードの限界です!って言われても全身タイツすらまともに着せてもらえなかった彼らの上裸がぁ~~~!!!!!!!完全脱ぎじゃなくて破れたTシャツは羽織ってるからダンスやカメラの角度のチラリズムがまたエr(何弁明してんの?)タカシくんがセンターです!っていわれても遜色無いレベルにタカシくんがギラギラオラオラしててあんなに踊って歌ってんのヤバナイ?末っ子担当タカシやで??いやいやメインダンサーメインボーカルタカシくんっていうか卍TAKASHI様卍??????みたいな感じで度肝を抜かれまくってキャパオーバーしました。それと同時にスタダコードはコーイチのことを守ってたんだろうな………などと考えてしまった。でもあーいうパフォーマンスってコーイチさんが一番似合う気がするんだよなー見たかったなー、と推し贔屓


突如として崩壊したスタダコードにざわめきと動揺が止まらない客席に、再び現れる超特急の面々。そして立ち位置に移動した。見たことないこのフォーメーションはーー?!?!?!聞き覚えのあるイントロが流れる。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああオリジナル音源*3のNo More Cryだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

始まりの歌を始まりの時のままの音源を、新体制のパフォーマンスで見せるって、なんだよストーリー出来上がり過ぎかて。当たり前なんだけど全部タカシくんが歌ってて泣いた。初期の曲はコーイチさんのが歌割り多いから全部タカシくんって新鮮でソロでも十分綺麗だしでもーーうあーーーーーって感じ。泣きたいような苦しいような圧倒されたというかそうくるか!というか、感情がすでに崩壊した。ごうなき。


ライブのセトリは比較的コールの少ない曲で、コーイチが以前この曲が好きとか難しかったとか語っていたことのある曲ばかり。今まで沢山聴いてきた二人のハーモニーやコーイチのソロパートが特に印象的に残るような、否が応でもコーイチを思い出してしまう曲が多かった。フォーメーションも変わり、タカシくんがダンサーに囲まれてセンターに立つものもあった。1234567のカウントも無くなってたから浮いてしまったなあ。超えアバと無礼講はめっちゃ楽しんだけどそれ以外は、正直いつものライブみたいには楽しめなかった。どんな感情だったかというと……複雑?呆然?いつも見ていた推しも立ち位置をつい追ってしまうし、タカシくんの隣の空間を見つめていないことを再確認してペンライトもまともに振れず。どこ探しても黒の人はもういないんだって言ってるのにな?!

2/12のパーバレの時そこまで辛くなかったのは、フェスだったからっていうのもあっただろうけど、Dowやバッタマンみたいな比較的盛り上がる系の曲が多くて「コーイチいないけど頑張るぜ!」って感じたから、救われていたのかもしれない。対照的に今回は”6人”で「魅せる」「聴かせる」って感じ。すぐに変化に適応できなかった。だから、どこ見て良いかわかんなくて、とりあえずかわるがわる立ち位置の視界に入ったメンバーを見た。華麗なダンス、こちらに向ける視線、曲の世界観に入り込ませるような表情。ドキッとさせらるような感覚。3年近く超特急見てたけど知らなかった。わたし本当にコーイチばっか見てたんだな、こんな顔してたって今まで気付けなかった。超特急すごいキラキラしてる~~みんなかっけ~~~~~皆様の推し、メチャクチャ素敵~~~~~(当たり前体操)



いつもより早く出てきたアンコール。そしてここで、新しいコールの話がなされた。「遂にこの時が来たか」という覚悟と、「公式が言ってくれるのか」という謎の安心感。コールは元来ヲタクが勝手に言い始めたものって認識があるから、それをわざわざライブに欠かせないものだからって考えてくれたことに優しさ溢れててカンストした。そうだよね。これから6人を見てファンになる人に、6人を応援したいファンに、6人で進む彼らに、そして1人で進む推しにとって必要なこと。わかってた。

「この曲の最初にコールが入るんですけど、皆には新しいコールを言ってほしい」

Burn!くる……と察して、思わず涙が溢れてきました。自分が現場で泣くときは最高過ぎて感極まる!とか推しが眩しすぎて涙が…みたいな感じなんですよ(知りません)でも、それの比じゃないぐらい泣いた。前も向けないくらい顔伏せて泣いて化粧もボロボロに落ちて。この感情は、胸の奥がギュッと締め付けられて半身がザックリ削がれるような痛みを伴うものでした。この件に関してはメソメソしてたけどもう泣き尽くしたと思っていたんです。1人のステージを見て安心感を覚えた、同時に推しが好きだった6人を再び見て変われるかと思った。でも、脱退したことは理解したつもりでいたけど、いつか帰ってくるんじゃないかってどこかで期待していた。けどもう無理だ。6人と1人。7人はもういない。本当におしまい。サヨナラだ。このどうしようもない気持ちに突き刺さるようにイントロが流れる。明快なギターの音。8号車になってから、いろんな場所でごまんと聞いた曲。ユースケが声を上げた。


「難しいかもしれないけど!皆の声を聞かせて!!」


思えば、ユースケくんのセンター曲であるバッタマンは男祭りで無情にも歌詞が変わり、同じくBurn!は気持ちの整理がつかない中で新コールへの踏み台になる。本人も辛いのに、ステージに立つ側の彼は、辛い表情を浮かべながらも涙を見せずにいた。その思いを無駄にはしたくなかった。6人を見届ける。わたしは泣き顔を上げて推しのいないコールを大きな声で叫んだのだった。



正直、今後もこんな気持ちに陥るならこれから現場行きたくないなーって帰りの道中吐露しました。楽しいはずの場所なのに自傷行為だから。

早々に下車を選択してイベントに参加しないことにした方は正しい判断だと思う。

でもまだ迷っているコーイチ推しは、6人を見てから色々考えてほしいと思った。超特急はライブが一番だし、昔からライブに重きを置いているグループ。ネットに溢れる人伝のレポよりも、直接見て感じたことが本心だと思う。でも!時間とお金を割いて1番がいない場所に行くのは思っている以上に辛いし、黒ペンライト持ってるだけで「あいつコーイチ推しだよ」って迫害されてるような錯覚になる。意地で振ると更に辛い(個人の見解です)「黒ペンライトは振らない」ってもう既に過去記事で書いてるけど、まあ本人達黒青紫ピンクの違い分かってないみたいだし持っててもいいかなー(笑)

それでも、黒のペンライトに照らされるのが似合うのは、日本中探してもコーイチさんだけです。


7人=100%が6人=100%に、それ以上になれるかどうか。
開拓者、だもんなあ。どこまでついていけるかな。
気持ち的にはakol新規でリスタートするって感じで、今後ともよろしくお願いします。












↑↑↑までのことは名古屋公演後3月中にに書いたものです。
暫く手を付けられなかった間に置かれた状況が変わったので追記いたします。


一番大きかったのは彼らがコーイチの名前を出した話をしたことです。
名古屋公演で新コールの話をした際に、彼の名前は1度も出てきませんでした。
正直それが当然だと思ってました。帰路、いつか彼らの口からコーイチさんの名前出して話せるようになる日が来るまで待てるかなーと悲しみながらも笑った記憶があります。それが、次の日の大阪公演ではリョウガさんからコールの説明時に「コーイチを抜かした、カイから始まる~」(ニュアンスで申し訳ない)と名前が出たそうです。更に東京公演1日目にはユースケくんから、2日目にはユースケくんとユーキさんから彼の名前を出して、それぞれの思いの丈を話したという。*4


それを知ったわたし「コーイチの名前、禁句じゃなかったんかい!!!!!!!」


初日はすごく言葉を選んでいたように思う。カイから始まる、とぐっと言葉を飲み込む顔が見えたから。本当に気を遣ってくれてたんだろうなー。顔を向き合わせているから直に表情見えるし、終演後にレポが出回ればそこから反応を伺えるし、次からはこうしようああしようと考えてくれた答えとして、「名前を出してきちんと説明をする」ということになったんだろう。ユースケくんとユーキさんの正反対で、でもどちらも素直なコメント。その場にいなかったことが本当に悔やまれるのでFC限定でいいからその動画ください。

こういう話をしてくれるのはありがたいと思った。それと同時に「ちょっと遅かったな」という感情も起こりました。

怒りというか悲しみというか、源泉は分からない。虚無?脱退発表後のブログでそれぞれ綴ってくれたこともけれどその言葉をもっと早く、直接聞きたかった。コーイチさんもさ~、何で伝言みたく頼んだ?他のメンバーは話す隙もなく辞めたみたいに思われるじゃんね。6人と8号車なら大丈夫だ~~???????1位も獲れたし安心って思いましたか?嬉しかったですか?自分で言えない状況なのかなあ。言わせてもらえないのかもしれない。またもやもやしてしまうよ。

また、FCツアーで初乗車だった方のブログを拝読させてただいたのですが、コールの話のしんみりした空気に「自分がこの場に居て良いのか」というような感情を持ったそうで。
そうだよなあ、6人しか知らない人たちが今後沢山出てきた時に(出てくるんだよ、いいね?)コーイチという存在に縋り続ける自分ってどうなんだろうと改めて考えました。もし脱退したのが推しじゃなかったらまた違った思いを抱いていただろう。いつまで引きずってんのwwwって言っちゃうかも。実際、前向いてるつもりでも、上手く切り替えられるわけがないんだ~今まで好きだった、応援していた、幸せだった時間が遠い記憶になってしまうことがどうにも受け入れがたい。


そして4月8日、コーイチの正式脱退が公式発表されました。(最後に誤字しやがって運営ほんと以下略)
これで本当におわり。長かった。
コーイチさんからもらった沢山の思い出は宝物です。ありがとうございました。お疲れさまでした。


と、素直に書ければいいんですが、往生際が悪いもんで「じゃあコーイチの、吉野晃一の次の予定教えろ!!!!」とキレ気味になるわけです。何で辞めるの?これからだってのに?7人が好きだったのに!2人のハーモニーが大好きなんだよ!!!
3ヶ月近くたつのに同じことしか言えないのほんと何なの自分?いい加減にしろってそろそろ怒られる。

6人のパフォーマンスとかインタビュー記事も見れるようになった。公式SNSの更新も活発になって嬉しく思う反面、たま~にまだ悲しくなる。分かるよ、今引き留めるべきなのはわたしら地縛霊じゃないことぐらい。何より6人は変わらずかっこいいしかわいいのに、一人勝手に重く切なくなる。癒しであり凶器。方向性の違いについていけなかったのは推しだけじゃなくて私もか?でも嫌いになったわけじゃないし嫌いになれるはずもない。推しが好きだったグループの好きを宣言してくれるメンバーだ。それに今月にはリリイベと題した単番ライブがあり1年ぶりのツーショがあり、GWも遠征現場だしアリーナツアーも迫っている。今更生活基盤を変えるのは難しいから、今までと変わらず、ライブまで頑張ろうと奮い立たせて日々を生きている。一般人から見れば十分ヲタクのペースを歩んでいるだろう。ただ吹っ切れたか、と聞かれたら、そうじゃないかもしれない。原因が未だに分からないから、これは本当に自分の問題。何が無理なのかハッキリさせないと死にきれん。この心の引っ掛かりを溶かして同じ早さで着いていきたいと思えるように、自分なりのペースで一緒に歩いていけるように。なんかうまくまとまんないなあ、日本語って難しいね。大好きなグループと大好きな推しが揃っていたことって奇跡だった。同じ気持ちで向き合いたい。素直に受け入れられるまでどうか待っていて。


心の黒ペンライトを持ち替えられるような存在に自分が気付けますように!!



以上、備忘録であり願掛けとして締めさせていただきます。

*1:公式動画 超特急「a kind of love」MUSIC VIDEO - YouTube オリコンウィークリー2位獲得おめでとうございます!!!

*2:公式動画 超特急「Party Maker」MUSIC VIDEO - YouTube 振付はTAKAHIROさん、最初のナレーションはAC部の板倉さんです。どうぞよしなに。

*3:2014年の国際フォーラムで3rd anniversary ver.が披露されて以降、NMCはこのバージョンでしか披露していなかった

*4:詳しくは音楽ナタリーを見てください【ライブレポート】前だけを向いて未来へ、超特急“挑戦”のFCツアー終幕「ここから、ここから始めよう!」(写真14枚) - 音楽ナタリー